特許事務所の得意分野が「機械」って?
特許事務所のホームページを見ると「当事務所の得意分野は○○です」と書いてあることが多いです。
弁理士試験の選択科目(工学、数学・物理、化学、生物、情報、弁理士の業務に関する法律)を見ると分かるように、弁理士・特許事務所が選択できる仕事の範囲は広いのですが、あまりにも広い分野を一人の弁理士さんがカバーするのは無理です。
それで「この仕事なら任せてください!!」と言える分野を作り、その分野の仕事を重点的に引き受けて、評判を上げていくことが、特許事務所が成功していくためのコツなのかもしれませんね。
これは行政書士、司法書士、弁護士、ファイナンシャルプランナーなど、あらゆる分野のビジネスでもいえることです。
さて、特許事務所の中で「機械」「電子」などを得意分野としてあげる事務所は、特にベンチャービジネスでの成功を志す人にとって、強い見方となるようです。
弁理士さん自身も独立開業を経験している場合には、ベンチャービジネスで成功しようと考える人の、様々な悩みや夢・希望などに共感しやすい面もあるでしょう。
また、弁理士さんが、機械、電子などの分野で成功するには、英語・外国語能力があることが有利に働くようですね。
大勢のスタッフを抱える、大きな特許事務所では、英語を翻訳するということは、専門のスタッフが担当するという場合もあるかもしれませんが、弁理士の一人ひとりがある程度、英語・外国語能力を持っているほうが、様々な仕事を頼める、頼れる人と思われることも多いようです。